
左端の黒い帯がなんだかわからん。コーナーになにかあったにしては黒いシミがその脇の建物に滲んでいるのが不自然。ネガをみるとちょうどシャッターの後幕が途中で追いついたみたいに素抜けている。でもこの時のボディーはCLで縦走りシャッターだから、そんなことあるわけない。ナンダベ?
ちなみにこの塔は給水塔だそうです。消防署が近くだから火の見櫓かなと思ったが。このあたりには他にも何本か立ってるらしい。

以下歩いた流れで。それにしてもこの高層アパートメントは50年後どうなるのか。現在のところこれを解体する技術はなく、必要は発明の母ということでとりあえず作ってしまっていると聞く。50年後、残っているのは路地かこの不格好な塔か。

namasuteeさんの
”東京的日乗”を見ていて、なんかこんなのあったなぁと思って探したら出てきた。なんかボケてて使わなかったカット。

わりとうまくいってるカットじゃないかな?

カラーネガが特にラティチュードの面ですごくポテンシャルがあることはよくわかった。RGBの感受性がたぶん直線的じゃないのかな、ハイライトからシャドーまでカラーバランスを整えてあげないといけないのが面倒だけど、それをやってやればラティチュード一杯使ってイメージを定着できる。同じフィルムでもフィルムベースの濃度が結構違ったりするので、もう少し試してみないとわからないが、ともあれ選択肢にはなる。
ただどうしても気になるのが、中央に二列うっすら黄色の帯が入ること。最初の時はスピードプリントみたいなところで現像してもらってそうなったので、今回はクリエイトに出してみて、やはり同じように入っている。気になるカットとそうでもないカットがあるけど、どちらにしてもまったくないわけではない。現像ムラだよなぁ。リバーサルではありえないことで、困ったもんだ。自動現像機使わないところって今あるのかな。

というわけで、先日の名人の仕事場。なんか机の上にゴロゴロしているのはお椀みたいなカタチした金属のもので、エルマーとかゾナーとかなにやら書いてある。想像するにレンズの凸面を磨くときにはその面に合った専用のお椀を取り出してきてなにかの機械に付けてくるくる回し、なにか魔法のソースを付けて分解したレンズをそうっと当てがうんだろう。凹面はその逆になっているものがたぶんあるのかな。小包がたくさん置いてあるけど、その中身は全部レンズでみな名人に手当てしてもらうのを待っている。みな楽しみにしているに違いない。そりゃそうだ。曇ってしまった何十年も前のレンズがここですっきりと蘇るのだから。
こういうとき12ミリは全貌を一気に見せてくれて手っ取り早い。

ここの交差点は三枚目かな。フレーミングはもちろんそれぞれ全然違うわけですが。

いわゆる写真ぽい写真にあまり興味がない、というか例えば写真独特のボケを活用した表現とかいうのにさほど感心がなくて、そもそも広角ばかり使ってるとたいしてボケやしないってこともあるけど、まぁそういう写真は誰かが撮るわなぁみたいな冷めたところがある。
でもへそ曲がりなもんで距離計がないベッサLを持っているときに、そういう薄いピントにトライしたくなる。もちろん目測でピントを合わせるわけで、まぁ当たるも八卦当たらぬも八卦って感じで、モビールみたいなのはちょい後ピンだけどまぁまぁ合ってるのかな。というだけの二枚。

僕のエルマリートは逆光にどうも弱い。単に素通しで見るぶんにはきれいに見えるが、フラッドにかざしてみるといわゆるクモリ、ホコリ、それから内部にいくらか拭き傷のようなものが見える。こいつがフレアの原因かなとはうすうす思っていた。しかしどの程度そういうものが写真に影響するのか僕には経験がないのでわからず、わからないだけに気になっていた。
それで今日ライカ方面ではレンズ磨きといえばこの人と言われるおじさんのところに行ってきた。一軒家の庭先に設けた作業小屋みたいなところで、とても不思議なところでした。おずおずとそのレンズを差し出すとおじさんはそれをさっそく書き物机のほうに持っていって、あーこれはなるほど、とか、こうなれば写りに影響でるでしょうねぇ、とか、なにやら声を上げてすぐに戻ってくる。しかしこのレンズは実に難しいレンズなんですよ、なんて少し真顔になって脅かしてくるのだが、だから慎重にそーっと手当てしてやらねばいかんのです、とかいう口調は明らかにそういう仕事が好きでしょうがないというふうで、まぁどこまで出来るかわかりませんがやってみましょうと言ってもらった。
スピノザという哲学者がいますけどあのヒトは迫害されてレンズ磨きで糊口を凌いでいたと言われます。それでこのおじさんはたぶんその300年後の現在もまずまず似たようなことをやっていて、もちろん比べ物にならないぐらい精密な仕事をしているのでしょうけど、すり鉢状の皿にレンズをあてがって研いでいくという作業自体はおそらくスピノザとほとんど変わらないはず。えらいことをやっている人がいるもんだなぁとまったく感心してしまいました。さぁ三週間後ぐらいに上がるそうですが、どうなりますことやら。楽しみです。

ちょっと煮詰まり気味かも。右のビルがどんどん高くなっていく。

夕方歩きながら、ブラブラとしてみた。なにがなんだかわからんというほどブレないもんだ。

ウルトロンはF1.7と明るいんだけど、なかなかそれを生かした撮り方が出来ない。どうもな。