
香港島は結構歩いたつもりだけど、屋根の付いている都市型住宅はもうほとんど残っていない。これはなんという形式なんだろう。おそらく基本形は2階建て、テラスハウスみたいな成り立ちだけど、外から見ているだけでは何がどうなってこういろいろなものが外に吹き出してくるのかまったくわからないほどにこんがらがっている。窓は2階が多く、1階は少ない。
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たいていのメディアには、その表面と奥行きが備わっている。定着されたものと定着され損ねるものとか、自己と他者とか、まぁなんでもいい。それが互いに緊張を維持しないとたいてい面白くなくて、つまり見えそうで見えないとか、見えていても本当はこんなはずはないとか、そうして意識が引っかかるわけだけど、写真って最終的にその緊張が奥行きの向こう側への(仮の)信頼によって維持されるものかもしれない。そうでないと、つまり奥行きを内面化してしまうと、緊張が成立せず、単なる内面の醜悪な露呈になる。もちろんそういう話をするならば、すぐにその「向こう側への信頼」が疑わしくなるわけだけど。
ちょっと面倒な文章をまとめようとしていて、ふとそんなことを。文章はそれとはぜんぜん違うのだ。

天気悪い日が多くてひと苦労。曇りの日にぐっと良く見える被写体ってあるけど、見失うとなかなか見えてこない。
これはどこだろ。たぶん上環の山側、すこし人の匂いが濃いあたり。

香港は一段落。現像しなくちゃ。

こんな風に絡みながら見抜けるところって意外と珍しいかも。小さなフレームがたくさんあるみたいに見える。

帰ってきた。一枚面白いの撮れてる気がするんだけど、どうだろか。

駒場の北側は下北沢から幡ヶ谷あたりにかけて繋がる住宅地のグラデーションの一部って感じで特にキャラクターがあるわけでもないけど、目黒区側は複雑な地形に遮られて折り畳まれたポケットみたいな場所。こうして歩いていればときどきそういう場所に出会うけど、どこも独特の空気がある。このアパートも出来た当時はそんななかで相当モダンに見えただろう。

桜かぁ。マァ一枚ぐらい。モノクロの桜ってなかなかふわっとしない。なんかバタバタしてるうちに良い時が過ぎちゃったか。