
デジタルバック付きビューカメラでプロシフトでやっているようなアオる写真がどの程度現在可能なのか調べてみると、ちょっとコレは困ったなというような感じであることがよくわかった。僕がこうやってやってる分には現実的に困るってことはないが、デジタルが基本的な水準でまだフィルムで出来る範囲をカバーしていない。
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比較的メジャーなデジタルバックでフレームサイズがわりと大きいのがリーフのValeo 22Wiとかで36*48のフレームサイズ。ワイヤレスでデータを飛ばせるみたいでスピードはどうか知らないがバックを触らずにデータを格納できるのは結構なことだろう。たぶんカメラに触れるだけでピンが外れてしまうような精度だから。
電子シャッターが付くデジタル用のレンズとして例えばシュナイダーのdigitarシリーズがある。いちおう24ミリから28,35ミリとラインナップされてるが、24ミリは全くニュートラルでしか撮れない。35ミリでいくらかライズシフトが可能だけど、対角線画角で35ミリは69の58ミリと決して十分とは言えない。プロポーションが比較的近いシノゴでも90ミリ相当ということで、現状でシノゴがSA47XLでそこそこアオれることを考えるとかなり寂しいものがある。
http://www.digitar.alpavision.ch/
上はそのデジタルによる実例で興味深い。フィルムと発色が違って妙にベタッとした発色だけど、これはヨーロッパ的って感じもする。そして解像度はものすごい。バイテンのドラムスキャンにかなり近い情報量に見える。ラチチュードも決して不足してる感じはなくて、スペックに書いてある12絞りってのはまぁ嘘ではなさそう。一般のデジカメと似てハイライトの飛び方が汚いって感じはするけど、逆に暗部は粘ってるように見える。
総じて画質的には使えそうな感じはあるが、いかんせんレンズがまだ追いついていない。digitarのレンズ構成は4群8枚とパッと見あたりまえの対称型だが、フレームサイズに対してかなりケツ玉は大きくて、CCDの光を受ける角度が云々というデジタル特有の条件が厳しいんだろう。シノゴの47ミリと同等の画角になるためには18ミリのレンズが必要で、しかもアオリがある程度出来てほしいことを考えると、まだ道は遠い。しかしいずれにしてもこれが出てこないと行き場のないニーズが残ることになる。フィルムの存続とレンズの技術の追いかけっこになるのか。困ったもんだ。
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